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大館エリア

錦神社・西木戸神社

大館市には奥州藤原氏四代泰衡を祀る錦神社と、その夫人を祀る西木戸神社があります。
頼朝の追撃を逃れ比内郡まで来たものの無念の死を遂げた泰衡。泰衡の無事だけを信じ後を追ってきたが泰衡の死を知り自害した夫人。
そんな二人を里の人たちはそれぞれ手厚く葬り、800年以上たった今でも大切に祀られています。

錦神社

奥州藤原氏四代泰衡終焉の地

藤原泰衡は、源頼朝の大軍に追撃され平泉にとどまることもできず、居館に火を放ち家臣河田次郎を頼りに比内の地へと逃れました。しかし河田次郎の裏切りにあい攻め殺されてしまいます。
里の人たちは泰衡を哀れみ、首のない遺体を錦の直垂(ひたたれ)に大事に包んで埋葬しました。このお墓は「にしき様」と呼ばれていましたが、今では錦神社として大切に祀られています。
平成29年4月には、泰衡の首桶から見つかった蓮の種より開花した「中尊寺ハス」の株を平泉より譲り受けて植栽し、地域の方たちが大切に育てています。

DATA

【住所】大館市二井田字上出向地内

【電話番号】0186-48-2119(大館市郷土博物館)

【ホームページ】http://odate-city.jp/museum/culmap/odate/nishiki_jinjya

地図

【錦神社】
大館市二井田字上出向地内

西木戸神社

泰衡夫人を祭神とする神社

泰衡夫人は、家臣の河田次郎を頼って逃れてきた泰衡を追って、下僕の由兵衛と共に五輪台まで辿り着きましたが、すでに泰衡は河田次郎に討たれたと知り、嘆き悲しんだ末、3人の子を道連れに自害して果てました。
由兵衛は夫人たちの遺骸を手厚く葬り、法師となって霊を弔い、全てが終わると夫人を祀った堂域の向かい側にある丘で自刃しました。
里人たちはこれを哀れに思い、夫人のために五輪の塔を建てて手厚く祀ったのが西木戸神社の始まりと言われています。ちなみに西木戸神社は、夫泰衡が祀られている錦神社の方向に向いて建てられています。

DATA

【住所】大館市比内町八木橋字五輪台127

【電話番号】0186-48-2119(大館市郷土博物館)

【ホームページ】http://odate-city.jp/museum/archives/culture/%E5%85%AB%E6%9C%A8%E6%A9%8B-%E8%A5%BF%E6%9C%A8%E6%88%B8%E7%A5%9E%E7%A4%BE

地図

【西木戸神社】
大館市比内町八木橋字五輪台127